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休学費用66万円・・!日本女子大学を本気で変えようとした話から考えるキャリア論

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記事を書いた人:ピッポ あとで読む

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周りの女の子がやったことないようなことがしてみたい。

時間をたっぷり使える学生の今しかできないことがしたい。

発展途上国、貧困国で暮らす子供たちの現実に触れたい。

バックパッカーの彼が見た景色を私も見てみたい。

自分を変えたい。

日本女子大学を本気で変えようとした話。 - manazo.com

そのような思いを胸に、日本女子大学の佐藤真央さんは2012年に1年間休学すること、そして世界旅行することを選びました。

しかし、この彼女の若者特有な青臭い、そして心の奥底から湧き上がる挑戦は、意外なところから邪魔を受けました。

 

そう、大学機関です。

挑戦したい、全ての若者に対して書きます。

 

 

キャリア選択は、学生時代から実は始まっている

ぼく自身、大学2年生の時にほとんど同じ思いを持って、大学の交換留学制度を利用し、留学していました。 

 同じような、ちょっと青臭い野望?に似た感情が渦巻いて、2年生の時に行動を起こしたのです。

その野望みたいなものが、ヨーロッパ美人と楽しいひと時(笑)を過ごしたいとか、周りの人と違う事をしたいとか、

そんな簡単な理由でも、行動するのには十分だったのです。

なにも褒められるものではなかったのですが、エネルギーだけは大きかったように思います。

 

若さゆえです。

この日本女子大学の佐藤さんも、おそらく同じような思いで、「やりたい!」思いが強かったんだと。

 

思えば、大学時代何をしてきたか、何をしてこなかったかという話は、今後の人生のキャリアを左右する話だと思います。

こういったグローバル志向のある活動をしてきた学生は、自然とグローバル企業に興味を抱くし、さらには海外の先進的な働き方に触れて、フリーランサーとしてのキャリア選択をする可能性も出てくる。

 

つまりは、キャリアは学生の頃からうっすら形成されていくものなんだなって最近思います。

就活時にズッバーンと自分の進むべきキャリアが突如現れるのではなく、

「そういえば私のキャリアってこれじゃん」みたいに改めて気付くパターン。

 

ちょっと話はそれたけど、佐藤さんのキャリアもここから始まっていたように思える。

でも意外な敵は身近に潜んでいたんです。

それは大学機関。

一年間休学する。

つまり大学の授業は一切受けない、図書館も使わない、施設利用もしない。

それなのに年間約66万円の支払いを彼女に課したのです。

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へ?わけわからんのだけどww

 

 休学費用とはなんだろう?

休学の場合には、施設設備費及び学生図書館費はその全額を、授業料については在籍料としての半額を納めなければならない。 日本女子大学 学則第5章66条

 

つまりは、

「大学の維持費で必要だから、大学に居なくても、ちょっと納めてね☆」と、こういう具合だ。

維持費は大学側が負っているローンみたいなものなので、なんとなくわかるけど、授業料については本当に納得いかない。

受けていないんだもの。なんで徴収するのよ。

 

実は休学する学生の割合は全大学生の2.3%にも及び、それは海外留学でなくても、病気やケガの場合でも、「休学費用」を納めなければなりません。

 

大学が学生のキャリア選択を阻む

佐藤さんの世界旅行の資金は160万円。

その内の3分の1は大学に持っていかれるという謎事態です。

 

ここから佐藤さんの奮闘記が始まるわけだ。

まずは、経理課の窓口で値切り交渉をして、

他大学の休学費をリサーチして説得資料を集め、

そして学生総会に参加し直談判したって。

 

佐藤さん、マジですよ。それにとどまらず、他大学でも休学費用をめぐる争いが起こっており、その被害者に話を聞きに行くというアグレッシブさ。

 

本当に金払いたくないんだな。

その彼女の行動力は尊敬に値する。

 

しかし、「どうやらこの66万円という金額は休学費用としても高すぎる」という疑惑をフツフツと佐藤さんは感じ始めたのです。

 

女子大はおかしい。男女不平等の温床か?!

佐藤さんは他大学の休学費用を調べているうちに、ある事実に行き着きました。

「女子大だけ、高い・・。」

早稲田や慶応は10数万円。他の私立もそんな感じらしい。

国立大学に至っては無料。

 

しかし、軒並み女子大だけが60~80万円という高額徴収だった。

大妻女子大学では休学するのに82万2000円もかかる。

 

どうして?

色々考えてみても、女子大だけがこんなにも高いのは腑に落ちない!

まあ確かに校舎はきれいだけどさ・・。

そこで行きつくのはこんな仮説です。

4年間の学業に傷をつけることなく、品行方正で、良妻賢母ともなれるようなバリバリのキャリアウーマンを量産したいのかな。(佐藤真央さんのブログ)

 

女性の社会進出を謳っている大学が、女性が外に出ることを阻害しているなんて、

どえらい矛盾に遭遇してしまいましたね。

 

佐藤さんは自分ができる事をすべてやり遂げ、学生総会の承認を取り付けたにもかかわらず、提案は大学側の判断で却下。

彼女は66万円の休学費を献上し、旅に出ました。

 

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頭の固い連中が、学生の自由な選択を奪う

ぼくがこの記事を取り上げようと思った理由は、他人事では無かったからです。

ぼくは、自主留学ではなくて大学から派遣される交換留学でした。

つまり単位を両大学間で互換してくれるというもの。

 

そりゃあされて当然だと思うんですよ。

日本の大学で受ける授業と、海外で受ける授業は言語の違いもあるけど大変さが違う。

なのでしっかり、派遣先での単位は互換されてしかるべき。

 

 

 

 

 

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されませんでした。(泣)

通常、日本の大学生は1年間、真面目に単位を取れば50単位は取れるのではないでしょうか。

 

しかしぼくは派遣先でフル単したにもかかわらず、互換されたのはわずか10数単位。

結局、卒業までに必要な単位数が足りず、4年生ギリギリまで就活しつつ単位を取る羽目になりました。

 

原因としては、海外大のある授業の単位を取得したとしても、自分の日本の大学のどの授業に該当するか判断がつかない場合は単位を互換できない。

 さらに、

海外大は1授業当たりの重みがあるので、一年間で8授業しか取れない場合があり、それを日本の単位制に当てはめると

8授業×2単位でマックス16単位しか認められないんです。

 

馬鹿正直かよ・・。

そこはフレキシブルに単位制度を変えない限り、留学する人なんて増えません。残念ながら。

こういった「柔軟さ」に欠け、若者の挑戦・キャリアの形成の出鼻をくじく事態って実は多いんです。

 

大きなものに巻かれるな

話を少し戻して、佐藤さんは世界旅行から帰ってきた後、次のようなメッセージを投げかけています。

 

制度や制約なんかに縛られず、

納得いかないものにはとことん反発したっていいじゃん。

お嬢様ぶっていないでアクション起こそうよ。

周りの目なんて気にしないでやりたいことやろうよ。

そのほうが学生生活楽しいよ。(佐藤真央さんのブログより)

 

やりたいことやるには、たいがい周りの反対やあらゆる制約が邪魔をする。

でもそこであきらめたら、もったいない。立ち向かうべき。

「あ~~こんな制約があるんだ。じゃあ無理じゃん。」

と思うのであれば、そもそもその挑戦はやらない方がいい。

それは心からやりたいことではなく、ただの気まぐれで思いついたものの可能性が高いからだ。

 

学生時代にやりたいことを全力でやれば、それがキャリアになります。

そのやりたい事は

世界旅行でも

起業でも

音楽の道にチャレンジする事でも

なんでもいいと思います。

 

そんな若者のちょっと青臭い野望を受け入れ、応援してくれる社会になればいいな。

 

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